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喪中
4月19日に先の免停の履歴消滅、ガソリンが安くなっていても19日までは怖くてあまり乗る事が出来ませんでしたので、これからガンガン乗るぞー、と思っていたら20日に父死亡の連絡。宮崎の田舎に帰ってました。
私の所は両親とも鹿児島出身で神道のため(鹿児島には神道の人が多い)、50日間は喪に服する事になってます。仏教の49日のマネでしょうか。神道は10日ごとに祭りが有ります(仏教は7日毎)。10日ごとの方が数字的に気持ち良いのですが7日ごとの方が1週間なので数えやすいです(笑)。ただ、50日は7で割ると1日余る数字なので死んだ曜日と必ず同じになり日曜日でいい日に死んだよなぁ、と。通夜も告別式も晴天、5日目に早めた10日祭の日も晴天。親父は晴れ男だったのか、と改めて認識した次第。 また、私は次男でかつ地元を遠く離れているためか、この手の神事はほとんど出席してきませんでした。今回やっと神道の儀式が少しわかってきました。神社に行くと2礼2拍手1礼なんですが、いつも2拍手2礼だったか忘れてしまいます(笑)。今回はかなり何度も復習しましたのでしばらくは忘れないで済みそうです。玉串もどのように回すか結婚式以来の事なので全く覚えていませんでしたが今回は都合3回もやりしかも宮司さんに教えて頂いたのでしばらくは大丈夫と思います。ちなみに榊って水をちゃんと換えると1年は持つんですね。そのうち庭にでも植えとこうかな。 更新も滞りがちなこのブログ、見ている人もあまり居ないと思うので親父について死んでからわかった事を備忘録として書いておきます。 親父の父(つまり私のおじいさん)A吉じいさんは、ある時期とても羽振りが良くなりました。鹿児島市の一等地にかなり広大な土地を持ち、その町の名前にA吉じいさんの名字が付いたくらいです。現在も鹿児島中央駅の一帯とその後背地の広大な範囲にその名前が残ってます。 ところがA吉じいさん、三男だったので当時の戸主になれず(明治、大正の頃)養子に入りました。大正10年、親父が生まれる1ヶ月前の事です。そのついだ名字は薩摩藩の家老。というわけで今の私の名字は普通の人はとても読めないものになってます。私は高校の3年間だけ鹿児島にいましたがその時だけは先生がちゃんと名字を呼んでくれたのでとても楽だったのを覚えてます(笑)。 その後、A吉じいさん、山でだまされて一気に落ちこぼれてしまいました。ほうほうの体で鹿児島から東京世田谷に逃げてきたそうです(何故わざわざ東京に(笑))。でも戦後は食べるために宮崎へ(笑)。当時の世田谷は宮崎よりも多分価値のない土地だったんでしょう。A吉じいさんの後半生はつくづくついてなかったんですね。せめて世田谷で頑張っていれば、親父や私はこんな苦労をしなくて済んだのに(笑)。 親父はここで青春時代を送りました。とは言っても昭和の初期の頃ですから、後半は軍隊に行ってました。でも親父は東京時代がとても懐かしかったらしく、私の子供の頃は、「東京、東京」といつも言ってました。私が宮崎から鹿児島へ、鹿児島から東京の大学に行ったのも有る意味この親父に影響を受けてます。親父が再び東京に行ったのは私の大学の入学式の時でした。幼い時、親父が東京の事を言っていなかったら東京の大学には行かなかったかもしれません。 親父が死んで大切にしまっていた昭和21年の戸籍謄本が出てきました。民法の改正前なのか、この謄本には「士族」と書いた欄も有ります。今の名字を継いだのは実はA吉じいさんの頃ではなく明治の始めの頃と思ってました。それが実はA吉じいさんが絶頂期の頃だったんです。という事は私の名字を持つ親戚は私から見ておじさんから下しか居ないわけです。親戚の子供世代はほとんど女、男は一人しかいませんから、せっかく養子になったこの名字を継ぐ人間は、多分早かれ遅かれいなくなります。養子になった時、代々家老家に伝わる三種の神器も伝わっています。親父は次男だったのでおじさんの子供が継いでいて私はそれを見た事が有りません。ただ、今回、その鏡の中に宿る先祖の魂(で良いのかな?)は家の方にも分けてもらいましたのでちゃんと鏡の中に先祖代々が入っている事と思われます(笑)。が、ここまで書いて改めて思ったんですが、A吉じいさんが養子に入ってから何故か呪われている感じが(怖っ)。。。。まあ、気にしない事にします(笑)。 宮司様というのは魂を分けたり移したり複製したりできるんですね。その分かりやすさに神道も良いもんだと改めて思った次第です。
by today216
| 2008-05-06 01:30
| 文化論
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